【2026年】ワインエキスパートは独学で合格できる?彼女と挑戦した一次・二次試験の全記録

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「ワインエキスパートは独学でも合格できる?」

「どの教材を使えばいい?」「一次試験と二次試験はどれくらい難しい?」

これから受験を考えている方の中には、そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

私は2026年度のJ.S.A.ワインエキスパート試験に、彼女と二人で独学で挑戦しました。

受験を決めたのは、申し込み締切日の7月10日。一次試験まで約1か月という、決して余裕のあるスケジュールではありませんでした。

結果は、私は最終合格、彼女は二次試験で不合格でした。

しかし、最初から私の方が順調だったわけではありません。

一次試験では彼女が一発合格した一方、私は一度不合格になり、7日後の再受験でようやく合格しました。

そして二次試験では、二人とも十分な準備ができないまま本番を迎え、最終的に異なる結果となりました。

今回の受験を通じて、私は有料問題集に5,500円を支払ったこと、無料問題集に切り替えて一次試験に合格したこと、二次試験直前に約10本のワインを購入したことなど、さまざまな経験をしました。

さらに、試験当日には会場を間違えるという、今だから笑える失敗までしています。

この記事では、実際に使用した教材、一次試験の勉強方法、二次試験で出題された5種類のお酒、そして二人の回答の違いまで、私たちの経験を包み隠さず紹介します。

合格できた方法だけでなく、失敗した勉強方法や準備不足だった点も正直にお伝えします。

これからワインエキスパートに挑戦する方が、自分に合った勉強方法を考える際の参考になれば嬉しいです。

  1. ワインエキスパートは独学でも挑戦できる?私たちの結論
  2. そもそもワインエキスパートとは?
    1. 2026年度の試験概要
  3. 受験のきっかけは、憧れのソムリエとの出会い
    1. 私が初めて「ソムリエってかっこいい」と思った日
    2. ワインに詳しくない彼女を誘った理由
    3. 受験を決めたのは、まさかの申し込み締切日
  4. 一次試験まで約1か月。独学で何をした?
    1. 最初に購入した参考書は、ほとんど使わなかった
    2. 一次試験対策で最も役立ったのはYouTube「語呂ワイン」
    3. 有料問題集に5,500円。しかし、圧倒的に役立ったのは無料問題集だった
  5. 彼女は一発合格、私は不合格。そこからの7日間
    1. 問題集の成績に表れていた、二人の勉強方法の違い
    2. 一次試験当日。彼女は合格、私は不合格
    3. 難問を追うのをやめ、基礎問題だけを徹底的に繰り返した
    4. 7日後の再受験。ようやく二人そろって一次試験突破
  6. 一次合格で気が緩んだ。二次試験対策の大失敗
    1. 一次試験に合格した瞬間、勉強から解放された気分になった
    2. 二次試験1週間前。ようやく本格的に対策を始める
    3. オーストラリアのシラーズを買うはずが……
    4. テイスティングシートを使い始めたのは、わずか3日前
    5. 試験2日前、ワイン飲み放題のレストランで飲み比べ
  7. 二次試験当日、まさかの会場間違い
    1. 受験者についていったら、違うホテルに到着した
    2. 「私は間違えないから」と消しゴムを持たなかった
    3. 試験会場に入って、ようやく実感した緊張感
  8. 二次試験の5種類。二人の回答はすべて違った
    1. 1番:アメリカのシャルドネ(2024年)
    2. 2番:フランスのゲヴュルツトラミネール(2022年)
    3. 3番:イタリアのネッビオーロ(2020年)
    4. 4番:日本のメルロ(2023年)
    5. 5番:その他のお酒はラム
    6. 品種を当てるだけではない。公表された配点から分かったこと
    7. 二人の回答と最終結果を振り返って
  9. 今もう一度受験するなら、私はこう勉強する
    1. 勉強期間は3か月確保する
    2. 一次試験はYouTubeと無料問題集を中心にする
    3. 二次試験対策は、一次試験の合格前から始める
    4. 苦手な品種や飲料こそ、実際に飲んでおく
    5. スクールに通わずとも、自分に合った勉強方法は作れる
  10. まとめ|合否だけでは語れない、ワインエキスパートへの挑戦
    1. ワインを学ぶことで、見える世界が変わった
    2. 二人で挑戦したワインエキスパート。その最終結果
    3. これから挑戦する方へ
    4. CARA NOTEで、これから伝えていきたいこと

ワインエキスパートは独学でも挑戦できる?私たちの結論

最初に、私たちが実際に受験して感じた結論をお伝えします。

ワインエキスパートの一次試験は、独学でも十分に合格を目指せます。

これは、私たち二人が実際に独学で一次試験を突破した経験から、自信を持ってお伝えできることです。

私たちはどちらもスクールには通っていません。高額な講座を受講したわけでもなく、主にYouTubeとWeb問題集を活用して勉強しました。

勉強期間は、わずか約1か月。

もちろん、簡単だったわけではありません。私は一度不合格を経験していますし、短期間で膨大な知識を覚えるのは決して楽ではありませんでした。

それでも、一次試験の合格を目指すために、必ずしも高額なスクールや教材が必要だとは考えていません。

一方で、二次試験については考え方が異なります。

一次試験が知識を問われる試験であるのに対し、二次試験では実際のワインをテイスティングし、外観・香り・味わいなどを判断する力が求められます。

この力は、知識を暗記するだけでは身につきません。

私たちは二次試験の準備を後回しにしたことで、その難しさを痛感しました。

もし今、私がもう一度受験するなら、試験の約3か月前から準備を始め、一次試験の勉強と並行して二次試験の対策も進めます。

これが、実際に受験した私の率直な結論です。

そもそもワインエキスパートとは?

J.S.A.ワインエキスパートは、一般社団法人日本ソムリエ協会が認定する、ワインを中心とした酒類や飲料に関する知識・技能を問う呼称資格です。

ソムリエが主に飲食・酒類関連の仕事に従事する方を対象としているのに対し、ワインエキスパートは職業を問わず受験できるのが特徴です。

ワインを仕事にしていない愛好家でも、所定の受験資格を満たせば挑戦できます。

2026年度の試験概要

2026年度のワインエキスパート試験は、一次試験と二次試験の2段階で実施されました。

一次試験:知識を問うCBT方式

パソコンを使って解答する試験です。2026年度の実施期間は7月15日〜8月26日で、申し込み時に1回受験または2回受験を選択できました。

二次試験:テイスティング

2026年9月28日に実施されました。実際にワインなどをテイスティングし、外観・香り・味わいの特徴や、品種・生産国などを判断します。

なお、試験日程や受験条件は年度によって変更される場合があります。

これから受験する方は、必ず日本ソムリエ協会の公式サイトで最新情報を確認してください。

受験のきっかけは、憧れのソムリエとの出会い

私が初めて「ソムリエってかっこいい」と思った日

私はこれまで7年以上、飲食業界で働いてきました。

その中で、ミシュランガイドにも掲載されたレストランで働く機会があり、ソムリエの資格を持つ方と出会いました。

お客様へのワインの説明、洗練された立ち振る舞い、豊富な知識。

その姿が、私にはとても魅力的に映りました。

「自分もいつか、こんなふうにワインを語れる人になりたい」

そう思ったことが、ワインの世界に興味を持つ最初のきっかけでした。

その方に資格について質問したところ、後日、業界関係者向けのワイン試飲会に誘っていただきました。

会場には世界各国のワインが並び、多くの人が真剣にワインをテイスティングしていました。

大阪から東京に出てきて間もなかった私にとって、その光景は非常に新鮮でした。

同じワインという飲み物でも、国や地域、ブドウ品種によって、ここまで表情が違うのか。

この経験を通して、もっと深くワインを知りたいという気持ちが強くなりました。

ワインに詳しくない彼女を誘った理由

ただ、いざ資格の勉強を始めようと思っても、一人で最後まで続けられる自信はありませんでした。

そこで思いついたのが、彼女と一緒に受験することです。

当時、彼女は20歳になったばかりの大学生でした。

ワインについての知識はほとんどなく、もともとワインが好きだったわけでもありません。

しかし、彼女にはいつか世界を旅してみたいという夢がありました。

特にヨーロッパへの憧れが強く、フランスやイタリアにも興味を持っていました。

「一緒にワインを勉強して、いつかフランスやイタリアで現地のワインを飲めたら、きっと楽しいと思わない?」

そんな話をしてみると、彼女は意外にも前向きな返事をしてくれました。

こうして、二人でワインエキスパートに挑戦することになったのです。

ただし、私たちには大きな違いがありました。

彼女は日頃から勉強することに慣れていて、知識を覚えるのが得意なタイプ。

一方、私は勉強が得意な方ではありませんでしたが、飲食業界で働いてきた経験から、ワインに触れる機会は彼女よりも多くありました。

この違いが、後の一次試験と二次試験で、それぞれの強みとして表れることになります。

受験を決めたのは、まさかの申し込み締切日

私たちが本格的に受験を決意したのは、なんと2026年度の申し込み締切日でした。

一次試験まで残された時間は、およそ1か月。

参考書もまだ購入していません。具体的な勉強方法も決まっていませんでした。

今考えると、かなり無謀なスタートだったと思います。

それでも、あのとき申し込んでいなければ、きっと今も「いつか受けてみたい」と話しているだけだったでしょう。

準備が整ってから挑戦するのではなく、挑戦を決めてから準備を始める。

結果的に、この決断が私たちにとって大きな一歩になりました。

一次試験まで約1か月。独学で何をした?

最初に購入した参考書は、ほとんど使わなかった

受験を決めた私たちが最初にしたことは、参考書を購入することでした。

日本ソムリエ協会の公式教本も確認しましたが、その分厚さに驚きました。

日本ソムリエ協会の2026年版ワインエキスパート・ソムリエ公式教本

一次試験まで約1か月しかない状況で、これを最初から読み込むのは現実的ではないと感じました。

そこで私たちが購入したのが、紫貴あきさんの『ゼロからスタート!紫貴あきのソムリエ試験 1冊目の教科書』です。

インターネットでおすすめ教材として紹介されていたこともあり、二人でそれぞれ一冊ずつ購入しました。

紫貴あき著『ゼロからスタート!ソムリエ試験 1冊目の教科書』の表紙

しかし、実際に読み進めてみると、序盤から覚えるべきことが想像以上に多かったのです。

「このペースでは、とても試験までに間に合わない」

そう判断した私は、早い段階で勉強方法を変更しました。

もし今、同じ条件でもう一度受験するなら、私は参考書を購入しません。

少なくとも、一次試験まで約1か月という短い準備期間では、後述するYouTubeとWeb問題集を中心に学ぶ方が、私には圧倒的に効率的でした。

もちろん、参考書そのものの質が悪いという意味ではありません。時間をかけて体系的に学びたい方には、十分に価値のある教材だと思います。

一次試験対策で最も役立ったのはYouTube「語呂ワイン」

参考書での勉強を切り替えた私が頼ったのは、YouTubeの「語呂ワイン」でした。

このチャンネルは、私の一次試験対策において、間違いなく最も大きな助けになった教材です。

私が最初に意識したのは、一つの分野を完璧に覚えるよりも、試験範囲全体を先に把握することでした。

例えば、フランスのボルドー地方を完璧に覚えてからブルゴーニュ地方に進むのではありません。

最初は理解が浅くても構わないので、フランス、イタリア、スペイン、日本、その他の地域まで、一通り学習を進めました。

移動時間などを活用し、動画を繰り返し視聴しました。

最初の1周目は、正直ほとんど覚えられません。

しかし、2周目、3周目になると、聞き覚えのある地名やブドウ品種が少しずつ増えていきます。

その段階から、重要な内容を意識して覚えるようにしました。

私にとって、この「まず全体を知り、繰り返しながら覚える」という方法が非常に効果的でした。

一次試験に向けて教材を一つだけ勧めるなら、私は迷わず「語呂ワイン」を挙げます。

有料問題集に5,500円。しかし、圧倒的に役立ったのは無料問題集だった

一次試験の対策では、YouTubeと並行してWeb問題集も活用しました。

私が最初に選んだのは「ワイン受験.com」の有料サービスです。当時、5,500円を支払って利用しました。

「無料よりも有料の方が、質の高い勉強ができるはずだ」

当時の私は、そう考えていました。

一方、彼女が利用していたのは、無料の「ケイゾーラボ」です。

結論からお伝えします。

私たちの一次試験対策において、圧倒的に役立ったのは無料のケイゾーラボでした。

これは、単に無料だからおすすめしているわけではありません。実際に有料サービスへお金を払い、両方を使ったうえでの私の結論です。

有料問題集では、私にとって難易度の高い問題も多く、限られた時間の中で何を優先して覚えるべきか迷う場面がありました。

一方、ケイゾーラボは基本的な知識を幅広く確認しやすく、繰り返し問題を解く勉強方法に適していると感じました。

実際、無料問題集を中心に勉強していた彼女は一次試験に一発合格。

私は有料問題集にこだわり、最初の一次試験で不合格になりました。

そして、勉強方法を見直して無料問題集を中心に切り替えた結果、7日後の再受験で合格することができました。

もちろん、合否の差が問題集だけで決まったとは考えていません。

それでも、私にとって5,500円の有料問題集よりも、無料のケイゾーラボの方がはるかに効果的だったことは間違いありません。

もし今、同じ条件でもう一度受験するなら、私は迷わずケイゾーラボを選びます。

有料問題集と無料問題集で具体的に何が違ったのか、なぜ私の勉強方法が失敗したのかについては、別の記事で詳しく紹介したいと思います。

POINT|独学で一次試験に挑戦するなら

教材を読むだけで満足せず、問題演習を繰り返して知識を定着させることが大切だと感じました。特に、間違えた問題や苦手分野を重点的に復習することをおすすめします。

彼女は一発合格、私は不合格。そこからの7日間

問題集の成績に表れていた、二人の勉強方法の違い

一次試験が近づくにつれて、私たちの勉強方法の違いは、問題集の成績にも表れ始めました。

無料問題集のケイゾーラボを中心に勉強していた彼女は、初めて解く100問セットで最初は40点前後だったものの、次第に50点台、60点台後半へと成績を伸ばしていました。

一方、私は有料問題集の難問に時間を費やしていたにもかかわらず、ケイゾーラボの初見問題を解くと40点程度しか取れない状態でした。

彼女が当たり前のように正解する基本問題を、私は間違えてしまう。

同じ試験に向けて勉強しているのに、明らかな差が生まれていました。

今振り返れば、この時点で勉強方法を見直すべきだったと思います。

しかし、当時の私は有料問題集にお金を払ったこともあり、なかなか切り替える決断ができませんでした。

一次試験当日。彼女は合格、私は不合格

最初の一次試験は、二人で渋谷の試験会場へ向かいました。

試験終了後、それぞれ結果を確認しました。

彼女は一発合格。

一方、私は不合格でした。

正直、かなりショックでした。

彼女が合格したことはもちろん嬉しかったのですが、自分の結果を見た瞬間、これまでの勉強方法が間違っていたのだと痛感しました。

しかも、ただ惜しくも届かなかったという感覚ではありません。

自分の知識が根本的に不足していることを突きつけられたような気持ちでした。

ただ、私にはもう一度チャンスがありました。

一次試験を2回受験できる申し込みをしていたためです。

二度目の試験までは、わずか7日間。

ここで私は、それまでの勉強方法を大きく変えることにしました。

難問を追うのをやめ、基礎問題だけを徹底的に繰り返した

まず、有料問題集での学習をやめました。

そして、彼女が使っていた無料のケイゾーラボを中心に、100問セットを繰り返し解くようにしました。

目標は、難しい問題を解けるようになることではありません。

基本的な問題を、確実に正解できる状態にすることです。

一度解いた問題でも、間違えたものは何度も復習しました。

繰り返し学習するうちに、同じ100問セットでは80〜90点ほど取れるようになりました。

もちろん、これは繰り返し解いた問題での成績です。初見問題で常に80〜90点取れていたわけではありません。

それでも、以前なら答えられなかった基本事項が、少しずつ頭の中で整理されていく実感がありました。

さらに、フランスやイタリアといった主要産地だけでなく、日本酒、焼酎、チーズなどの分野も広く復習しました。

ここで私が意識したのは、特定の分野を深く掘り下げることよりも、試験範囲全体の基本事項を押さえることです。

一次試験で私が最も重要だと感じたのは、難問への対応力よりも、基礎知識の定着でした。

7日後の再受験。ようやく二人そろって一次試験突破

そして迎えた二度目の一次試験。

今度は新宿の試験会場で受験しました。

試験が終わり、結果を確認すると、合格。

あの瞬間の安心感は、今でもよく覚えています。

一度目の不合格から、わずか7日間。

勉強時間を増やしたこともありますが、それ以上に大きかったのは、勉強する内容の優先順位を変えたことでした。

彼女も2回受験の申し込みをしていたため、二度目の試験を受け、こちらも合格しました。

こうして、二人そろって一次試験を突破することができたのです。

この経験を通して、私は一つの結論にたどり着きました。

一次試験で大切なのは、難しい知識をどれだけ知っているかではなく、まず基本的な知識をどれだけ確実に身につけているかです。

もし今、一次試験の勉強方法に悩んでいる方がいるなら、私はまず基礎問題を徹底的に繰り返すことをおすすめします。

POINT|一次試験で学んだこと

一度不合格になったことで、自分の弱点と向き合う大切さを実感しました。残り7日間は、間違えた問題を中心に復習し、苦手分野を一つずつ減らすことを意識しました。

一次合格で気が緩んだ。二次試験対策の大失敗

一次試験に合格した瞬間、勉強から解放された気分になった

一次試験に合格した日は、本当に嬉しかったです。

それまでの約1か月間、仕事の合間を縫って勉強を続けてきました。

一度不合格になった私にとって、二度目の試験で合格できたことは大きな達成感がありました。

試験が終わった後は、彼女とピザとワインでお祝いしました。

しかし、ここからが問題でした。

一次試験を突破した安心感から、私たちは完全に気が緩んでしまったのです。

私は仕事に追われ、彼女も夏休みを利用して友人と旅行に出かけたりしていました。

二次試験があることは分かっていたのに、気づけば約3週間、ほとんど勉強しないまま過ごしてしまいました。

今振り返れば、一次試験に合格したその日から、二次試験の準備を始めるべきでした。

二次試験1週間前。ようやく本格的に対策を始める

試験のおよそ1週間前になって、ようやく焦り始めました。

参考にしたのは、ソムリエの佐々木さんによるYouTubeの解説動画です。

ブドウ品種ごとの特徴や、テイスティングコメントの考え方を学びました。

しかし、ここで一次試験との大きな違いを痛感します。

ワインの香りや味わいは、動画を見るだけでは身につかないということです。

例えば、ソーヴィニヨン・ブランの香りの特徴を言葉で覚えることはできます。

しかし、実際にその香りを嗅いだ経験がなければ、本番で目の前のワインと結びつけるのは難しいと感じました。

そこで、試験直前になって代表的な品種のワインを約10本購入しました。

二次試験対策で実際に飲み比べたワイン。品種や産地ごとの違いを確認するために用意しました。

白ワインでは甲州、ソーヴィニヨン・ブラン、樽熟成したアメリカのシャルドネ。

赤ワインではピノ・ノワール、マスカット・ベーリーA、カベルネ・ソーヴィニヨン、サンジョヴェーゼなどです。

本来なら、こうしたワインをもっと早い段階から少しずつ比較しておくべきでした。

この中で、私が特に意識して選んだのが、アメリカ産の樽熟成シャルドネです。

シャルドネ自体は以前から飲んだことがありましたが、樽熟成したタイプの白ワインは、私も彼女も経験がありませんでした。

そこで、樽熟成による重厚な香りや味わいを、実際に確かめておきたいと考えたのです。

このワインを飲んだのは、試験の前日でした。

そして翌日の二次試験では、アメリカのシャルドネが出題されました。

直前に飲んだ経験が、そのまま本番での判断に役立ったのです。

オーストラリアのシラーズを買うはずが……

ワインの買い出しでも、小さな失敗がありました。

私はオーストラリアのシラーズを飲んでおきたいと考え、彼女に購入をお願いしました。

ところが、家に帰って確認すると、買っていたのはオーストラリアのピノ・ノワール。

しかも、ピノ・ノワールはすでに別の一本を購入していました。

私もその場で確認しなかったので、完全に二人の確認不足です。

結局、シラーズを飲まないまま本番を迎えることになりました。

今なら、購入する品種と生産国を事前にリスト化し、買い物の段階で確認します。

些細なことですが、準備期間が短いと、こうしたミスも大きな機会損失になります。

テイスティングシートを使い始めたのは、わずか3日前

そして、私が最も反省していることがあります。

それは、本番を想定したテイスティングシートでの練習を、試験の3日前までしていなかったことです。

それまでは「カベルネ・ソーヴィニヨンは色が濃い」「甲州は比較的軽やか」といった、品種ごとの特徴を覚えることが中心でした。

しかし、二次試験では単にブドウ品種を当てればよいわけではありません。

ワインの外観、香り、味わいを観察し、それぞれに適切なコメントを選ぶ必要があります。

実際にシートを使ってみると、思っていた以上に難しく感じました。

香りや味わいの特徴が分かっても、それをどのコメントで表現すればよいのか迷うのです。

私たちは彼女が銘柄を隠してワインを注ぎ、私が特徴を判断する練習も行いました。

私は飲食業界でワインに触れてきた経験があったため、樽熟成したシャルドネやタンニンの特徴など、比較的判断しやすいものもありました。

一方、ワインを飲み慣れていなかった彼女にとっては、香りや味わいを区別すること自体が大きな課題でした。

一次試験では彼女の勉強経験が強みになりましたが、二次試験では私のワイン経験が役立つ場面もありました。

ただし、それでも準備不足だったことに変わりはありません。

二次試験は、直前に知識を詰め込むのではなく、実際に飲んで比較する経験を積み重ねるべき試験だと実感しました。

これから受験する方には、一次試験の合格を待たずに、少しずつテイスティングに触れておくことを強くおすすめします。

試験2日前、ワイン飲み放題のレストランで飲み比べ

二次試験の2日前、私たちはワイン飲み放題のレストランへ行きました。

そのお店には、代表的なブドウ品種を使った、比較的手頃な価格帯のワインが数多く用意されていました。

テンプラニーリョ、サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニヨン・ブランなど、試験対策として飲み比べておきたい品種がそろっていました。

その中で、私が初めて飲んだのが、ドイツ産のゲヴュルツトラミネールです。

華やかで個性的な香りが印象的で、強く記憶に残りました。

一方、彼女はそのワインを飲んでいませんでした。

そして二次試験当日、フランスのゲヴュルツトラミネールが出題されました。

私は品種を正解できましたが、飲んだことのあるドイツ産を選んでしまい、生産国は不正解でした。

実際に飲んだ経験が役立った一方で、一度の経験に頼りすぎる危険性も感じた出来事でした。

この経験から、代表的な品種はできるだけ早く実際に飲み、可能であれば生産国の違いも比較しておくべきだと感じています。

POINT|二次試験で後悔したこと

一次試験に合格して安心してしまい、二次試験の準備を後回しにしたことが最大の反省点です。テイスティングは知識だけでなく、実際にワインを飲み比べる経験も必要だと感じました。

二次試験当日、まさかの会場間違い

受験者についていったら、違うホテルに到着した

2026年9月28日、いよいよ二次試験当日を迎えました。

会場は東京・品川エリアにあるホテルでした。

私たちは試験開始の30分ほど前に到着し、余裕を持って最後の確認をする予定でした。

ところが、品川には名前の似たプリンスホテルが複数あります。

私は案内表示を確認し、指定された会場へ向かおうとしていました。

そのとき、彼女が前を歩く人たちの会話を耳にしました。

「ワインの試験、緊張するね」

どうやら、その人たちも受験者のようです。

「同じ試験を受ける人たちじゃない?」

そう考えた私たちは、その人たちについていくことにしました。

到着したホテルには、実際に多くの受験者が集まっていました。

私たちはすっかり安心し、会場の近くで最後の勉強を始めました。

しかし、試験開始の5分ほど前。

念のためスタッフの方に確認すると、思いがけない言葉が返ってきました。

「こちらはソムリエ試験の会場です。ワインエキスパートの会場は別のホテルになります」

一瞬、頭が真っ白になりました。

同じワインの資格試験でも、ソムリエとワインエキスパートでは会場が違ったのです。

そこからは二人で大慌て。

雨の中、正しい会場へ向かって走りました。

彼女は間違えたホテルの傘立てに傘を置いたまま。

私たちは何とか試験に間に合いましたが、開始前から余計な緊張を抱えることになりました。

今思えば、周りの人についていくのではなく、最初から受験票に記載された会場を確認すべきでした。

試験当日は、必ず自分の受験票で会場名と場所を確認してください。

これは、実際に間違えた私からの強いお願いです。

「私は間違えないから」と消しゴムを持たなかった

もう一つ、試験当日の恥ずかしい話があります。

試験に向かう前、彼女から「消しゴムは持った?」と聞かれました。

私はなぜか自信満々に、こう答えました。

「俺は間違えないから」

今考えても、何を根拠にそんなことを言ったのか分かりません(笑)。

ところが、会場に着くと、周りの受験者は当たり前のように消しゴムを準備しています。

私は慌ててスタッフの方に相談し、消しゴムを借りることになりました。

ワインの知識以前に、受験者としての準備が足りていませんでした。

試験会場では、「俺は間違えない」という謎の自信よりも、消しゴム一つの方がよほど役に立ちます。

これから受験する方は、試験当日の持ち物も必ず事前に確認しておきましょう。

試験会場に入って、ようやく実感した緊張感

何とか会場に到着し、席に着くことができました。

会場は大きなホールで、長いテーブルに受験者が並んで座る形式でした。

席には、すでに5種類のお酒が用意されていました。

試験開始前からグラスを見ることはできましたが、指示があるまでは触れることができません。

目の前に並んだワインを見た瞬間、いよいよ本番が始まるのだと実感しました。

ここまでの準備期間を思い返すと、不安がなかったと言えば嘘になります。

それでも、実際にワインを飲んで判断する試験には、どこか楽しみな気持ちもありました。

こうして、私たちの二次試験が始まりました。

二次試験の5種類。二人の回答はすべて違った

2026年度のワインエキスパート二次試験では、白ワイン2種類、赤ワイン2種類、その他のお酒1種類が出題されました。

試験終了後、私たちはお互いの回答を見せ合いました。

すると驚いたことに、5種類すべてで、二人が選んだ回答が異なっていたのです。

同じ試験を受け、同じワインを飲んだにもかかわらず、ここまで判断が分かれるとは思っていませんでした。

ここでは、公表された正解情報をもとに、実際に出題された5種類と、私たちがどのように判断したのかを振り返ります。

正解(品種・お酒)私の回答彼女の回答
シャルドネ(アメリカ)シャルドネ ✓ミュスカデ
ゲヴュルツトラミネール(フランス)ゲヴュルツトラミネール ✓トロンテス
ネッビオーロ(イタリア)ピノ・ノワールサンジョヴェーゼ
メルロ(日本)シラーカベルネ・ソーヴィニヨン
ラムアルマニャックラム ✓

1番:アメリカのシャルドネ(2024年)

最初の白ワインは、アメリカのシャルドネでした。

私は香りを取った瞬間、樽熟成による特徴を感じました。

実は試験の前日、私たちはアメリカ産の樽熟成シャルドネを飲んでいました。

購入した約10本のワインのうちの1本です。

シャルドネ自体は以前から飲んだ経験がありましたが、樽熟成したタイプの白ワインを飲むのは、二人とも初めてでした。

私があえてこのワインを選んだのは、樽熟成による重厚な香りや味わいを、実際に体験しておきたかったからです。

知識として特徴を覚えるだけではなく、本番で「これが樽熟成した白ワインの特徴だ」と判断できるようにしておきたかったのです。

そして翌日、その経験が役立ちました。

私はシャルドネと判断し、生産国もアメリカを選択。

品種と生産国の両方を正解できました。

もちろん、アメリカのシャルドネがすべて樽熟成されているわけではありませんし、フランスにも樽熟成したシャルドネはあります。

それでも、私にとっては前日の飲み比べが、正解につながる大きな経験になりました。

2番:フランスのゲヴュルツトラミネール(2022年)

2番目の白ワインは、フランスのゲヴュルツトラミネールでした。

私は香りを取った瞬間、品種を確信しました。

実は試験の2日前、彼女とワイン飲み放題のレストランで食事をしていました。

そのお店では、テンプラニーリョやサンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨンなど、代表的な品種のワインを飲み比べることができました。

そこで私が初めて飲んだのが、ドイツ産のゲヴュルツトラミネールです。

非常に特徴的な香りで、強く印象に残っていました。

一方、彼女はそのワインを飲んでいませんでした。

本番で同じ特徴的な香りを感じた私は、迷わずゲヴュルツトラミネールを選びました。

品種は正解です。

しかし、生産国はドイツを選択しました。

私が実際に飲んだゲヴュルツトラミネールは、ドイツ産だけだったからです。

ところが、正解はフランス。

品種は分かっていたのに、生産国は自分の経験に引っ張られて間違えてしまいました。

一方、彼女はアルゼンチンのトロンテスを選びました。

この経験から学んだのは、実際に飲んだ経験が品種の判断に役立つ一方で、一度の経験だけで生産国まで決めつけてはいけないということです。

3番:イタリアのネッビオーロ(2020年)

今回、私が最も悔しかったのが、この赤ワインです。

正解はイタリアのネッビオーロでした。

外観は比較的淡い色合いに見えましたが、香りや味わいには想像以上の力強さを感じました。

私はその違和感に気づいていました。

しかし、ネッビオーロを実際に飲んで比較した経験がなく、最後まで自信を持つことができませんでした。

結局、私が選んだのはピノ・ノワール。

一方、彼女はイタリアのサンジョヴェーゼを選びました。

彼女も品種は外しましたが、生産国は正解です。

ただし、どちらがより適切なテイスティングコメントを選んでいたのかは、分かりません。

違和感には気づいた。それでも、自信がなくて無難な選択に逃げてしまった。

これが、私の最大の後悔です。

もし試験前にネッビオーロを一度でも飲んでいれば、判断は違っていたかもしれません。

4番:日本のメルロ(2023年)

4番目は、日本のメルロでした。

グラスを見たとき、私は色の濃い赤ワインだと感じました。

香りや味わいからカベルネ・ソーヴィニヨンではないと判断し、シラーを選択しました。

しかも、この回答にはかなり自信がありました。

彼女が選んだのはカベルネ・ソーヴィニヨン。

しかし、正解は日本のメルロでした。

二人とも品種を外したことになります。

このワインについては、今でも気になっていることがあります。

それは、どのようなテイスティングコメントが適切だったのかという点です。

試験後、解説動画なども参考にしましたが、実際のワインに対する個別の模範コメントを確認できたわけではありません。

そのため、「このコメントが正解だった」と断定することはできません。

自分の判断に自信があったからこそ、今後もう一度、日本のメルロを実際に飲んで検証してみたいと思っています。

5番:その他のお酒はラム

最後は、ワイン以外のお酒でした。

私が覚えている選択肢は、アルマニャック、コニャック、バーボンウイスキー、ラムの4種類です。

私はウイスキーが好きなので、バーボンではないと感じました。

しかし、残りの選択肢にはほとんど飲んだ経験がありません。

そこで私は、ある思い込みから判断を間違えてしまいました。

「ラムって、透明なお酒じゃないの?」

実際には、樽熟成などによって琥珀色になるラムもあります。

しかし当時の私は、ラムを勝手なイメージで候補から外し、アルマニャックを選んでしまいました。

一方、彼女が選んだのはラム。

試験後、周囲の受験者が自信満々に「アルマニャックだった」と話しているのを聞き、私まで正解した気になっていました。

ところが、正解はラム。

彼女は大喜び。私は自分の思い込みを反省することになりました(笑)。

知らないお酒を、勝手なイメージだけで判断してはいけない。

この経験は、ワイン以外の飲料についても実際に味わっておく大切さを教えてくれました。

品種を当てるだけではない。公表された配点から分かったこと

試験後、2026年度ワインエキスパート二次試験の項目別配点を確認しました。

公表された配点は、以下のとおりです。

項目配点
外観16%
香り24%
味わい16%
その他の項目12%
収穫年6%
生産地10%
主なブドウ品種16%

なお、収穫年の6%は、生産地が正解の場合のみ配点されるとされています。

この数字を見て、私は改めて驚きました。

外観・香り・味わい・その他の項目だけで、全体の68%を占めているのです。

一方、主なブドウ品種の配点は16%。

つまり、品種を当てることは大切ですが、それだけで試験の結果が決まるわけではありません。

逆に、品種を間違えてしまった場合でも、外観や香り、味わいなどのコメントが適切であれば、評価される部分があります。

ただし、個々のワインに対する詳細な模範コメントは確認できていません。

そのため、私たちが選んだコメントのどれが正解だったのか、実際に何点取れていたのかは分かりません。

試験前に参考にした解説動画についても、公式の模範解答ではなく、専門家による考察として捉えています。

二次試験で重要なのは、品種を当てることだけではなく、目の前のワインを観察し、その特徴を適切な言葉で表現すること。

今回の配点資料を見て、その大切さを改めて実感しました。

二人の回答と最終結果を振り返って

私は白ワイン2種類の品種を正解し、そのうちシャルドネは生産国も正解しました。

一方、彼女はネッビオーロの生産国であるイタリアを正解し、その他のお酒であるラムも当てています。

そして、最終結果は私が合格、彼女が不合格でした。

ただし、この結果を品種の正解数だけで説明することはできません。

実際の採点にはテイスティングコメントなども含まれており、二人の詳しい得点は分からないからです。

今回、私が合格できたことは本当に嬉しいです。

それでも、二次試験の準備が十分だったとは思っていません。

特に、ネッビオーロや日本のメルロ、ラムについては、もっと早く実際に飲んでおけばよかったと感じています。

同じ試験を受けた二人が、まったく違う回答を選び、最終的な結果も異なった。

この経験を通じて、知識と経験の両方を積み重ねること、そして自分の感覚を適切なコメントで表現することの重要性を学びました。

今回の5種類については、今後、実際に選んだテイスティングコメントや判断理由も含めて、別の記事で詳しく振り返りたいと思います。

今もう一度受験するなら、私はこう勉強する

一次試験での不合格、7日後の再挑戦、そして準備不足のまま迎えた二次試験。

今回の受験を通じて、私には「こうしておけばよかった」と思うことがいくつもあります。

もし今、もう一度ワインエキスパート試験に挑戦するなら、私は勉強方法を大きく変えます。

勉強期間は3か月確保する

まず、試験までの準備期間です。

私たちは申し込み締切日に受験を決め、一次試験まで約1か月しかありませんでした。

結果的に一次試験には合格できましたが、常に時間に追われ、二次試験の対策も後回しになってしまいました。

もし今もう一度受験するなら、私は約3か月の勉強期間を確保します。

もちろん、必要な勉強期間はワインの知識や生活環境によって異なります。

それでも、今回の自分の経験を踏まえると、3か月あれば一次試験の基礎学習と二次試験のテイスティング練習を、もっと計画的に進められたと思います。

一次試験はYouTubeと無料問題集を中心にする

一次試験の勉強方法については、もう迷いません。

私なら、YouTubeの「語呂ワイン」と、無料問題集の「ケイゾーラボ」を中心に学習します。

最初はYouTubeで試験範囲の全体像を把握し、繰り返し視聴して基本的な知識を身につけます。

その後、問題集を解きながら、覚えられていない分野を確認します。

間違えた問題は復習し、また問題を解く。

この繰り返しです。

特定の国や産地だけを完璧にするのではなく、試験範囲全体の基礎知識を幅広く押さえます。

私は、難問を解くことよりも、基本問題を落とさないことを優先します。

今回の受験では、その重要性に気づくまでに一度不合格を経験しました。

だからこそ、これから受験する方には、私と同じ遠回りをしてほしくありません。

二次試験対策は、一次試験の合格前から始める

今回、最も大きく改善したいのが二次試験対策です。

一次試験は知識を覚えることで対応できる部分が多くあります。

しかし、二次試験では、ワインを実際に見て、香りを取り、味わいを判断する経験が必要です。

私は、一次試験に合格してから二次試験の勉強を始めれば十分だと考えていました。

これは大きな間違いでした。

二次試験の対策は、絶対に後回しにしないでください。

私なら、一次試験の勉強と並行して、週に一度でも代表的な品種を比較する時間を作ります。

そして、最初からテイスティングシートを使って練習します。

品種の特徴を覚えるだけでなく、それを実際のコメントとして表現する練習を重ねることが重要だと感じたからです。

苦手な品種や飲料こそ、実際に飲んでおく

今回の二次試験で、私はネッビオーロをピノ・ノワールと判断しました。

外観と味わいの違和感には気づいていたものの、実際に飲んだ経験がなかったため、自信を持って判断できませんでした。

また、ラムについても、透明なお酒だという思い込みから選択肢から外してしまいました。

一方、試験直前に飲んだシャルドネやゲヴュルツトラミネールは、本番で正解につながりました。

この経験から、私の中で一つの考えが明確になりました。

知っているつもりの品種よりも、飲んだことのない品種を優先して経験するべきです。

特に、ネッビオーロやシラーズなど、特徴を知識として覚えていても実際に比較した経験がない品種は、早めに飲んでおきたいと思います。

その他のお酒についても、名前や製法を覚えるだけでなく、可能な範囲で香りや味わいを確認しておくことをおすすめします。

スクールに通わずとも、自分に合った勉強方法は作れる

最後に、独学についてです。

私は今回、スクールには通わず、YouTubeやWeb問題集を活用して一次試験に合格しました。

その経験から、ワインエキスパートの一次試験は、独学でも十分に合格を目指せると考えています。

ただし、二次試験は別です。

ワインを飲む経験が少ない方にとっては、テイスティングを教わる機会が大きな助けになる場合もあると思います。

私自身は、もう一度挑戦するなら独学を選びます。

その代わり、準備期間を確保し、一次試験と二次試験の対策を並行して進めます。

今回の受験で学んだのは、教材にたくさんお金をかけることよりも、自分に必要な学習を見極め、限られた時間を正しく使うことの大切さでした。

POINT|これからワインエキスパートを受験する方へ

一次試験は問題演習と苦手分野の復習を中心に、二次試験は早い段階からテイスティングの経験を積むことをおすすめします。

私自身、一次試験での不合格や二次試験の準備不足を経験したからこそ、計画的に勉強を進める大切さを実感しました。

まとめ|合否だけでは語れない、ワインエキスパートへの挑戦

今回、私たちは2026年度のワインエキスパート試験に、独学で挑戦しました。

受験を決めたのは、申し込み締切日の7月10日。

そこから約1か月間、仕事や大学生活の合間に勉強を続け、一次試験に挑みました。

彼女は一発合格。

私は一度不合格になりましたが、勉強方法を見直し、7日後の再受験で合格することができました。

そして二次試験では、準備不足を痛感し、試験当日には会場を間違えるという予想外の出来事まで経験しました。

振り返ってみると、決して計画的で、順調な受験生活だったとは言えません。

それでも、私はこの挑戦をして本当によかったと思っています。

ワインを学ぶことで、見える世界が変わった

そもそも私がワインに興味を持ったきっかけは、憧れのソムリエとの出会いでした。

あのとき、ワインについて楽しそうに語る姿を見て、自分ももっと深く知りたいと思ったのです。

実際に勉強を始めてみると、ワインは想像していた以上に奥深い世界でした。

ブドウの品種や生産国を覚えるだけではありません。

その土地の気候、地形、歴史、文化。

一本のワインの背景には、さまざまな物語があります。

以前なら何気なく飲んでいたワインも、今ではラベルを見るだけで、その土地の風景や造り手の工夫を想像するようになりました。

彼女と話していたヨーロッパ旅行も、以前とは違う楽しみ方ができそうです。

フランスやイタリアの街を訪れたとき、ただ観光するだけでなく、その土地のワインや食文化を自分たちの知識と結びつけて楽しめる。

そんな未来を想像すると、今から楽しみで仕方ありません。

ワインの勉強は、試験に合格するためだけのものではありませんでした。

私にとっては、世界をもっと面白く見るためのきっかけになったのです。

二人で挑戦したワインエキスパート。その最終結果

2026年度のワインエキスパート試験。

最終結果は、私が合格、彼女が不合格でした。

一次試験では、彼女が一発合格し、私は一度不合格になりました。

ところが、二次試験では反対の結果となりました。

同じタイミングで受験を決め、一緒に勉強し、同じ試験会場でテイスティングに挑戦した二人。

それでも、最終的な結果は異なりました。

今回、私は合格することができましたが、だからといって自分の二次試験対策が十分だったとは思っていません。

実際、ネッビオーロや日本のメルロー、ラムなど、判断を間違えたお酒もありました。

合格できたことは本当に嬉しいです。

しかし、もっと早くテイスティング練習を始めていれば、さらに自信を持って本番に臨めたはずです。

一方、彼女も今回の結果を冷静に受け止めています。

二次試験の対策が十分ではなかったことは本人も理解しており、試験後に正解を確認した段階で、自分の回答との違いにも気づいていました。

そのため、最終結果は本人にとって意外なものではなかったようです。

もちろん、品種の正誤だけで合否が決まるわけではありません。

それでも、今回の経験を通じて、二人とも二次試験に向けた準備の重要性を改めて実感しました。

一次試験の合格は、ゴールではありません。二次試験に向けて、どれだけ実際のテイスティング経験を積めるか。

これが、私たちが今回の挑戦から得た大きな教訓です。

私は今回、ワインエキスパートに合格することができました。

そして、これからも資格取得だけで満足することなく、ワインについて学び続けていきたいと思っています。

これから挑戦する方へ

この記事を読んでくださっている方の中には、ワインエキスパートの受験を迷っている方もいると思います。

「独学で本当に合格できるのだろうか」

「ワインの知識がほとんどなくても大丈夫だろうか」

「仕事をしながら勉強する時間を確保できるだろうか」

私たちも、最初から十分な知識があったわけではありません。

勉強方法を間違えたことも、準備が間に合わなかったこともあります。

それでも、実際に挑戦したからこそ得られた知識や経験がありました。

今回の受験を通じて、私がこれから挑戦する方に伝えたいことは三つあります。

一次試験は、難問よりも基礎を大切にすること。

二次試験は、できるだけ早く実際のテイスティング練習を始めること。

そして、完璧な準備ができるのを待つよりも、まず挑戦すること。

もちろん、受験を決めたからには、計画的に準備するに越したことはありません。

私自身、もう一度受験するなら、今回の反省を生かしてもっと早く勉強を始めます。

それでも、あの日、申し込み締切日に思い切って挑戦を決めたことは、間違っていなかったと感じています。

CARA NOTEで、これから伝えていきたいこと

今回の記事では、私たちのワインエキスパート受験を、一次試験から二次試験まで振り返りました。

今後は、実際に使用した教材の比較、一次試験の具体的な勉強方法、二次試験で飲んだワインや回答の振り返りなども、さらに詳しく紹介していきたいと考えています。

良かったことだけではなく、失敗したことも正直に書いていきます。

なぜなら、私自身が受験前に本当に知りたかったのは、きれいに整理された成功談だけではなく、実際に受験した人が何に悩み、どこで失敗し、何を学んだのかという話だったからです。

この記事が、これからワインエキスパートに挑戦する方の参考になれば嬉しく思います。

そして何より、ワインの世界に興味を持つきっかけになれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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